2011年8月27日土曜日

プーンジャ:心を静かに保ちなさい 01


PAPAJI : summA iru (Keep Quiet)

パーパージー:心を静かに保ちなさい

1993 年らックナウの植物園でのデイヴィド・ゴッドマンによる[インターヴュー]

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愛称パーパージー(パパジ)ことプーンジャジーは、ラマナマハルシの 最良の直弟子の一人です。ラマナマハルシに傾倒しそしてプーンジャジーに傾倒している David Godman がまとめた『Papaji:Interviews』(Avadhuta Foundation)は、とても味わい深い記録です。木村昴平氏が手がけた逐語訳+意訳を校訂して、皆さんの学修に資したいと思います。この資料を参考 にして、原本やビデオを繰り返し深く味わってもらえれば幸いです(この翻訳は原本『Papaji:Interviews Edited By David Godman』とビデオ Poonja:Summa Iru! (Keep Quiet!) の購入所持者に提供したものですので、お持ちでない方はぜひ購入されるようおすすめします)。

D:パーパージー、私達はあなたの教えについて映画を作ろうと思っています。あなたは、教えを持っていないと言われますが、私達はどのようにして映画を作ればいいのでしょうか?

P:どのような教えであっても、それは説教することです。[手段を超越してしまった]真の教師は、教えや方法や道を持ちません。あなた自身のセルフを知るのに、どんな教えも必要ありません。あなたが実在としてある[真][姿]は、常にアレそのもの(セルフ Self。全体宇宙生命)なのです。誰もあなたに教えることは[最終的には]できないのです。あなたは、今ここ、この瞬間に自分は誰であるかを[自分自身で]悟らなければいけません。

D:あなたは教えるとき、人々がどの方向を見るべきかを指摘するのを、重要だと思いますか?

P:人々はどのような方向をも見るべきではありません。[笑い]特定の方向を見ることは一つの対象に留まることを意味し、あなたはその対象にあなたの注意を注いで[執着して]いるのです。人々はこのようにして、[アレそのもの(セルフ)を見失って]迷っているのです。しかしもし彼らが[分別にすぎない]全ての方向を排除し、どんな方向の概念をも心の中に持たないならそのとき自分が、実は[アレそのもの(セルフ)という]真実の存在であることを知るでしょう。彼らは、アレ自身であることを知るでしょう。彼らは常にアレであり、そして常にアレであり続けるだろうと。

D:パーパージー、あなたは自分自身をグルと思っていますか?

P:いいえ、まったく思っていません。[笑い]「私はグルです」とは、決して言いません。

D:あなたの帰依者であり弟子であると思っている人たちについては、どう思われますか?彼らはあなたの帰依者ですか?

P:グルがいないなら、どんな帰依者の問題もありません。彼らが私に会いに来 るとき、私は歓迎します。来る人は誰でも、私は歓迎します。彼らが来なくなっても、私はそれでも彼らの幸運を願います。そして彼らが私から去っていく時、 「さようなら。どこにいても幸福でいてください。」と言います。

D:彼ら自身のセルフを探求するために、あなたのところへやってくるすべての人を、あなたは勇気づけています。なぜあなたは、このようなことをされるのですか?その動機は何ですか?

P:私自身の幸福からです。人々は[欲望に目ざめて、真理には]眠っています。彼らの心の中に宝物(セルフ)があるのに、全く苦しんでいます。この世界のすべての人々は、[セルフとは別の]対象に平和と幸福を見い出そうとして、苦しんでいるのです。彼らは一つ一つ[欲望]対象を追い求めて体験し[続け]ますが、これは苦悩と不幸に終わるだけです。あなたの心に幸福と平和を取りもどすことができる対象や人や物や概念はありません。そこで私は彼らにただ話して、この知識を与えるだけです:「あちこちを見て[欲望対象を探し求めて]はいけません。平和はあなたの内にあり、万物のハートの内にあります。だから、心を静かに保ちなさい。どこをも見てはいけません。あなたの心をどこかに留めてはいけません。そうすれば、ソレ自体(ハート=セルフ)が平和であり幸福であることがわかるでしょう。それが、根本的な真実です。世界のあらゆる存在(の本性)は、幸福そのもの(ハート=セルフ)なのです

D:あなたのところへやってくるほとんどの人たちは、あなたは単なる知識以上の何かを与えてくれると思っていると私は考えています。あなたの存 在のもとでは、あなたが指摘するものを見い出すことができる「ある力と」恩恵があると、彼らは感じているのだと私は思います。この点について、どう考えられますか?

P:その通りです。私は恩恵と美の本源である彼ら自身のセルフを指摘しているのです。その場(セルフ)で愛と平和もまた起きます。私は次の事を述べることにより、コノコトを示します:「一秒間あなた自身の内[のセルフ]を見なさい。あなたは探し回って見つける必要はありません。ただあなた自身の内[のセルフ]を見なさい、そうすればあなたは平和そのものであることがわかるでしょう。」私はただコノコトを示すだけです。人々は眠っています。彼らは夢を見ているから、目をさましてあげるほうがよいのです。これらの夢は、ただ心の投映(想像物)でしかないのに、彼らはそれらを真実だと考えてしまっています。[その事が]彼らに多くの苦悩を引き起こしている[原因な]の です。もしあなたが夢の中で虎を見れば、恐怖を感じるでしょう。もしあなたが夢の中で強盗に襲われたら、恐怖を感じるでしょう。すべての心の投映をやめなさい。夢は夢でしかないことを知りなさい。それは真実でないことを知りなさい。あなたが見るものはなんでもただ夢でしかありません。対象があるところ、見 るものと見られるものとがあるところには、夢があります。もし対象とそれらを見る主体があるなら、[そこには]夢があります。しかし、もしあなたが主体と客体、そしてそれらの関係を、なんとかして取り除くなら、何が残りますか?[セルフが残ります。]

D:あなたに会いにきて、「パーパージー、私は苦しんでいます。」と言う人々を見るとき、あなたは彼らに慈愛を感じますか?また彼らが目覚めるとき、あなたは喜びを感じますか?

P:私は心から慈悲を感じます。それ以外、なにがあるでしょうか?苦悩したり、[セルフに目覚めず執着して]夢を見ているすべての存在に、私は慈悲を感じます。私はただ彼らに言うだけです、「目覚めなさい、親愛な友たちよ。親愛な子たちよ、目覚めなさい。まったく、苦悩というものは[実は]無いのです。それは単に、[分別によって生み出された]あなたの心の投映です。それは真実[在]ではありません。あなたは[分別である]夢を見ているのです。夢から目覚めなさい。そうすれば、[分別の夢である]苦悩は終わるでしょう。」